航空母艦(空母) 航空機を搭載し、その発着艦機能を備える軍艦。搭載機は一般に固定翼と車輪を備えた飛行機だが、現代の空母は多くの場合、搭載機にヘリコプターを含む。

正規空母 最初から空母として建造された軍艦 一般に大型で戦闘力も高いが高価 アメリカではレキシントン級、ヨークタウン級、エセックス級級など、イギリスではアークロイヤル、イラストリアス級など

軽空母 正規空母より小型の空母を指して使われるが厳密な定義はない。アメリカではクリーブランド級軽巡洋艦の船体を流用したインディペンデンス級やサイパン級など、イギリスではハーミーズ、コロッサス級など

護衛空母 船団護衛などを目的とする小型の空母 船体は商船構造で低速・低武装だが「数は力」で、アメリカは第2次大戦中に1年に1つの造船所で50隻を建造したほど

艦名写真概要艦名の由来
レキシントン Lexington レキシントン級1番艦。レキシントン級はアメリカ初の巡洋戦艦として6隻が計画されたがワシントン軍縮条約で建造中止となり、本艦とサラトガの2隻のみ、日本の「赤城」と同様に航空母艦へ改装された。太平洋戦争開戦時から太平洋艦隊に配属されていたが、ミッドウェーへの航空機輸送に従事していたために真珠湾攻撃を避けられた。1942年5月、世界初の空母同士の決戦となった「珊瑚海海戦」で空母翔鶴・瑞鶴隊の攻撃を受け、航空機用ガソリンタンクが大爆発して炎上、味方駆逐艦の雷撃で沈没した。 1776年、アメリカ独立戦争の端緒となった「レキシントン・コンコードの戦い」に因む。アメリカ東海岸のマサチューセッツ州ミドルセックス郡に位置する。同名の感としては5隻目で愛称は「レディ・レックス」。艦名は沈没から間もなく、エセックス級空母5番艦に継承されて太平洋戦争後期に広く活躍。戦後も対潜空母、練習空母として1991年に除籍されるまで48年間アメリカ海軍に在籍した後退役し、テキサス州コーパスクリスティで博物館となっている。
サラトガ Saratoga

国籍: 艦種:

満載排水量:

全長:m 速力:kt

搭載機:

竣工: 除籍:

レキシントン級2番艦。1942年に日本潜水艦の雷撃を2回も被り、太平洋戦争前半の著名な海戦にはほとんど参加できず。それでも第2次ソロモン海戦では日本の空母龍驤を撃沈している。新型のエセックス級が大量生産された戦争後半は対潜水艦を主目的とする夜間空母となり、戦後、ビキニ環礁での原爆実験に供され、2回目の実験で沈没。現在はダイビングスポットになっている。 1777年、アメリカ独立戦争中に起きた「サラトガの戦い」に因む。同じ名前の艦としては5代目。ニューヨーク州サラトガ郡で2度に渡って発生した戦いは、ゲイツ将軍率いる大陸軍(アメリカ)の圧勝で英国軍のバーゴイン将軍は降伏。この戦いの結果、フランスがアメリカ側に参戦し、戦争全体の転機となった。本艦名はフォレスタル級航空母艦の2番艦に受け継がれたが1994年に退役している。

エンタープライズ Enterprise

ヨークタウン級2番艦。太平洋戦争勃発時から太平洋艦隊に所属し、レキシントンと共に緒戦のアメリカ海軍を支えた。1942年4月の東京空襲に参加したため5月の珊瑚海海戦にはタッチの差で間に合わなかったが、6月のミッドウェー海戦では本艦の攻撃隊が赤城、加賀、飛龍を撃沈した。その後も8月の第2次ソロモン海戦、10月の南太平洋海戦に参加、それぞれ損傷するが沈没は免れ、中部太平洋、マリアナ、レイテ、硫黄島戦に参加。沖縄戦で特攻を受け、損傷修理中に終戦を迎えた。第2次大戦に参加した米海軍艦艇で間違いなく最高武勲艦であり、15回の損傷を受けながら生き残ったことから「ビッグE」「ラッキーE」と称された。記念館として保存の動きもあったが果たさず1960年に解体された。 「大胆な企て」「冒険心」などを意味する英単語。初代は独立戦争中にシャンプレーン湖で鹵獲した英国艦ジョージから改名されたスループ艦で、本艦(CV-6)は7代目にあたる。武勲ある本艦の艦名を受け継いだ史上初の原子力空母は2015年に退役したが、2020年代後半に就役予定のジェラルド・R・フォード級原子力空母の3番艦に引き継がれることが決まっている。英国でも由緒ある艦名で10代以上に引き継がれ、現在は海洋観測艦が名乗っている。軍艦以外では、スペースシャトルの滑空実験機として使われ、1960年代に始まったスペース・オペラ「スター・トレック」では主役の宇宙戦艦として何代も使われているのはご承知のとおり。因みに現在では一般的には「企業」を意味するが、実際に中国語では「企業號」と呼ばれている。

ワスプ Wasp

ワスプ級1番艦
ホーネット Hornet ヨークタウン級3番艦。軍縮条約の期限切れを迎えた米海軍は2隻の新造空母を計画したが、戦力化を急ぐためにうち1隻はヨークタウン級として、太平洋戦争直前に完成した。開戦時は大西洋で習熟訓練中だったが、真珠湾攻撃とサラトガ被雷を受けて太平洋へ回航される。1942年3月、真珠湾の仕返しに日本本土空襲が計画され、航続距離は長いが本来空母から発艦できない陸軍の中型爆撃機B-25を16機甲板に積み込んだ本艦は、護衛の空母エンタープライズと共に西太平洋へ進出、いわゆる「ドーリットル空襲」の立役者となる。6月のミッドウェー海戦では、本艦の航空隊は雷撃隊が15機全滅、爆撃隊は日本艦隊を発見できないという不運に見舞われた。10月の南太平洋海戦では日本の空母翔鶴、重巡筑摩を撃破するが魚雷3本以上、爆弾5発以上を受け、竣工からわずか1年あまりで沈没した。この海戦でエンタープライズも損傷して、アメリカ海軍の稼働空母は「0」になってしまうが、1943年に入るとエセックス級、インディペンデンス級が続々竣工して、日本海軍に全く勝ち目はなくなる。
エセックス Essex エセックス級1番艦。
ハンコック Hancock
タイコンデロガ Ticondeloga

国籍: 艦種:

満載排水量:

全長:m 速力;kt

搭載機:

竣工: 除籍:

ニューヨーク州にあるアメリカ独立戦争時の古戦場に由来。
インディペンデンス

国籍:アメリカ 艦種:軽空母

満載排水量:

全長:m 速力;kt

搭載機:

竣工: 除籍:

インディペンデンス級1番艦。太平洋戦争の勃発で艦隊戦用空母戦力の短期間での増強が求められたアメリカ海軍は、大型空母エセックス級の新造と並行して、大量建造が進められていたクリーブランド級軽巡洋艦の艦体を利用した小型空母の建造を計画した。

ボーグ

国籍:アメリカ 艦種:護衛空母

ハーミーズ

アーク・ロイアル

国籍: 艦種:

満載排水量:

全長:m 速力;kt

搭載機:

竣工: 除籍:

イラストリアス
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